InterSystems IRIS とは
InterSystems IRIS は、マルチモデルデータベース、 相互運用性、トランザクション処理、および分析機能を 統合したデータプラットフォームです。
InterSystems IRIS を使用すると、次のようなことが可能です:
- 迅速な構築– 個別のデータベース、メッセージング、分析エンジンを統合する労力をかけずに、アプリケーションを開発・展開できます。
- あらゆるデータに対応– リレーショナルデータ、オブジェクトデータ、ドキュメントデータ、多次元データを1か所で処理できます。
- システム連携– 組み込みの相互運用性機能を活用して、API、サービス、および外部データソースと統合します。
- 安心してスケール– プラットフォームを切り替えることなく、大容量のトランザクション処理や分析ワークロードに対応します。
主な特徴
InterSystems IRIS®は、トランザクション処理と分析処理の両方のワークロードに対応するように設計された、高性能なマルチモデル・データベースエンジンです。 そのアーキテクチャにより、アプリケーションは速度や効率を損なうことなくスケールできます。

IRIS スピードテストのデモ
PostgreSQL、MySQL、SQL Server を用いて並行ベンチマークを実行し、同一のワークロード下でのパフォーマンスとリソース使用量を比較します。
パフォーマンスおよびスケーラビリティのベンチマークレポート:
IRISでは、1つのデータを、リレーショナルテーブル、オブジェクト、キーと値のペア、ドキュメント(JSON)、多次元配列など、複数のモデルで扱うことができます。データを複製したり、抽象化レイヤーを使用したりする必要はありません。タスクに適したモデルを選択でき、複数のモデルを並行して使用することもできます。
ネイティブ多次元配列
データは効率的な多次元配列としてネイティブに格納され、直接アクセスしたり操作したりできます。構造の定義、宣言、割り当てなどの事前設定は必要ありません。
オブジェクトアクセス
IRISは、多重継承などの機能を備えた、標準に準拠したオブジェクトモデル(ODMG)を提供します。ObjectScriptやPythonを使用してオブジェクトを直接操作したり、クラスをJava、.NET、JavaScriptなどから利用できるようにしたりできます。また、IRISはJSONおよびXMLへの自動プロジェクションもサポートしています。
SQLアクセス
InterSystems IRISでは、SQLを主要なインターフェースの1つとして扱います。標準SQLを使用してクエリを実行でき、ネイティブに利用することも、ODBC/JDBC経由で利用することもできます(Javaベースのドライバーが含まれています)。Relational Gatewayを使用すると、外部のSQLデータベースにあるデータにもアクセスできます。
IRISの内部アーキテクチャにより、リアルタイムのトランザクションデータに対する場合でも、一般的な従来型データベースよりも高速にクエリを実行できます。IRISは、標準インデックスに加えて、ビットマップインデックスやビットスライスインデックスをサポートしています。また、高スループットと同時実行ワークロード向けに最適化されており、メモリ効率の高いクエリプランによる並列実行を使用します。
InterSystems IRISは、AIと高度な分析機能を運用データに直接統合することで、データを別の環境に移動することなく、インテリジェントなアプリケーションを構築できるようにします。
- Adaptive Analytics: BI向けセマンティック層+ワークロードの高速機能を提供
- IntegratedML: SQLに似た数行のステートメントだけで、機械学習モデルのトレーニングと実行が可能
- ベクトル検索:ネイティブのベクトルデータ型と類似度検索に加え、RAGやオーケストレーションの組み込みサポートにより、セマンティック検索や生成AIアプリケーションを強力に支えます。
- 組み込み型BIおよびテキスト検索:組み込み可能なモデル駆動型のキューブ/ダッシュボード、および非構造化テキスト向けの高速SQLテキスト検索(%iFind/SQL Searchインデックスを使用)。
これらのツールはすべてデータの近くで実行され、最小限のオーバーヘッドでアプリケーションに統合できます。
垂直スケーリング
IRISは、並列SQLとメモリ効率の高い実行により、最新のマルチコアマシンを活用します。
水平スケーリング
- データシャーディング:大規模なデータセットをノード間で分割し、並列処理を行います
- エンタープライズキャッシュプロトコル(ECP): アプリケーションサーバー上でデータをキャッシュすることで、読み取りスループットを拡張します
- 大規模なデータセットと、多数のユーザーによる同時アクセスの両方に対応するために、シャーディングとECPを組み合わせることができます
シャーディングとECPは同時に使用できるため、アプリケーションは大量のデータと多数のユーザーの両方に対応でき、それぞれの次元で独立してスケーリングが可能です。
動画:
InterSystems IRIS におけるビッグデータ [4 min]
InterSystems IRISは、膨大な量のデータを収集・処理します。 ビッグデータに関する課題に対処するための機能が備わっており、InterSystems IRIS Sparkコネクタ、組み込みのシャーディング機能、機械学習ツールなどが含まれます。
セットアップとツール
すでに使い慣れたツールを活用しましょう
InterSystems IRISは、オープンソースのツールやフレームワークと連携して使用できます:
- Python、Node.js、Java、.NETによるネイティブ開発
- Apache Sparkとの連携
- VS CodeおよびJupyter Notebooks に対応
- REST、JDBC、ODBC などを通じた接続
インストールオプション
コンテナ化された InterSystems IRIS Community Edition インスタンスによるクイックセットアップ。
1. Dockerのインストール: 公式サイトにアクセスし、その手順に従ってシステムにDockerをインストールしてください。
2. サンプルアプリケーションをダウンロードしてください(このアプリには、InterSystems IRISインスタンスをDocker化する基本的なコードが含まれています)。または、 Docker Hubから直接ダウンロードすることもできます。
📝記事
「InterSystemsコンテナレジストリの使い方とコンテナ開始までの流れ(解説ビデオ付き)」では、Docker Hub以外からの入手方法を解説しています。ぜひご参照ください。
InterSystems IRIS Community Edition のダイレクトインストール版(IDEとの完全な統合に対応)。
⬇️ キットのダウンロード : ログインおよびダウンロードには、InterSystems SSO が必要です 。 まだアカウントをお持ちでない場合は、"Register for a new account" をクリックして登録してください。
InterSystems IRIS Community Edition には無料ライセンスが付属しており、いくつかの 制限がありますが、評価やテストに最適です。
📝記事
「InterSystems IRIS/InterSystems IRIS for Health コミュニティエディションのダウンロード方法」もぜひご参照ください。
InterSystems IRIS Community Editionのクラウド導入を今すぐ始めましょう。 主要なクラウドプロバイダーがすべてサポートされています。以下のクラウドパートナーのいずれかから、InterSystems IRIS Community Edition を入手してください:
🔗
AWS Marketplace上のInterSystems IRIS
🔗
Azure上のInterSystems IRIS
InterSystems IRISのクラウドへの導入に関するドキュメント
📝記事 「InterSystems IRIS/InterSystems IRIS for Health コミュニティエディションのダウンロード方法」もぜひご参照ください。
導入環境
Visual Studio Code + ObjectScript
InterSystems ObjectScript Extension Pack を使用した推奨 IDE 設定:
1.
Microsoft Visual Studio Code をダウンロードしてインストールしてください。
2. 「拡張」タブに移動し、「
InterSys
tems ObjectScript Extension Pack」をインストールしてください。
記事:「VSCode を使ってみよう!」
Visual Studio Code のドキュメント



